遮音性能の違い

防音室を作る上で知っておきたい遮音性能と、最適な防音工事について解説しています。

部屋の中で快適に過ごせる許容騒音レベルは?

音の大きさや強さを表す単位には「dB(デシベル)」を用います。

音の目安として、普通の会話音は約60dB、どなり声や地下鉄の車内音は約90dB、自動車のクラクションは約110dBです。

また、部屋の中で快適に過ごせる許容騒音レベルは、40dB以下だと言われています。

防音室を作る際には、防音壁などを透過して聞こえてくる音が40dB以下になるように考慮すると良いでしょう。

防音室の遮音性能とD値とは?

家の外壁、壁、床といった各部位が音を遮断する能力は、「遮音性能」と呼ばれています。

遮音性能を表す数値としては、「D値」を用いるのが一般的です。発生する音の強さと、壁を透過して聞こえてくる音との差が、遮音性能ということになります。

つまり計算式は、「発生する音-聞こえてくる音=遮音性能」となります。

【例】発生する音=80dB、聞こえてくる音=30dBの場合

発生する音 聞こえてくる音 = 遮音性能
80dB 30dB = 50dB

となり、遮音性能はD-50となります。

遮音性能が高いほど、隣接した部屋や近隣住宅に音が聞こえにくくなり、快適に音楽などを楽しめます。

ピアノを例にすると、音源から1mで90dB前後を想定した場合、D-60なら「ほとんど聞こえない」、D-50だと「小さく聞こえる」、D-40では「曲がはっきり分かる」、D-30になると「大変よく聞こえる」、D-20で「大変うるさい」というのが遮音性能の目安です。

楽器や施工する家によって最適な防音工事が違う

演奏する楽器、防音室を作る目的、施工する家によって、それぞれ最適な防音工事があります。特に、マンションなどの集合住宅や、深夜まで演奏したい場合などは、わずかな音でも苦情になる可能性があるため、しっかりと対策することが大切です。

楽器によって音の大きさや音域は異なる

例えば、ピアノの演奏は、一般の人で約90~100dB、プロのピアニストで110dB以上にもなるとか。一般的に、ピアノ室ならD-50~60程度、ドラム室にはD-65~70程度の遮音性能を目標値にして、防音室を設計していきます。

トランペット、フルート、クラリネットなどは、音域が中~高音で、比較的防音がしやすい楽器です。

サックスの場合、中音・高音のアルトサックスやソプラノサックスは標準的な遮音性能でも対応できますが、低音で大きな音の出るテナーサックスやバトリンサックスは非常に高い遮音性能が必要になります。

防音工事をメーカーに依頼する際は、どのような目的で使用するのかをしっかりと伝えましょう。

施工する家の壁や床の材料や、厚さによっても音の透過損失が異なる

透過損失とは、部屋の外側から入り込んだ音(入射音)の大きさと、材料を通って内側に入ってきた音(透過音)の大きさとの差のことです。

例えば、コンクリートのように重くて硬いものは遮音効果の高い材料で、逆に木材のように通気性の高いものは遮音効果が低い材料です。

このように部屋に使われている素材によって、工事内容や工事料金も変わってくるので注意しましょう。

ホームシアター ショールーム体験レポート

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